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東京の青山スパイラル・ビル地下1階のレストラン・バーCAY で行われた、
昨年4月以来のこの場所でのライヴ。前回同様テーブルを取り去ってイスを並
べた会場に立ち見もぎっしりのライヴとなった。新宿ピットインでのライヴと
は、観客の熱気が違う。若い観客も多いからだろうか。
ライヴは2セット構成で前半はパーカッションのみのセット、後半は、ベー スの入ったUNIT SEMBAから最終にかけて全員という流れだった。ギターやキー ボードといったメロディ楽器無しでのライヴは、和楽や民族音楽には多くある が、仙波氏のドラム、パーカッションを中心にリズム隊だけで絡み、複雑なリ ズムが重なって音空間を作り上げていく構成は普通でない。 その普通ではないにもかかわらず、親しみやすい音楽としてそこに強烈な 存在感を主張するのはいったいなんなのか。仙波氏の穏和、ウィットに富んだ 人柄に楽しいMCということもあるが、たとえば僕のように複雑なリズムの絡 みを期待する者にも、踊れるような熱いリズムを期待する人にも、どちらにも 満足のいく高揚感を与え、最後まで楽しいライヴだった。 専門外のドラムン・ベースを取り上げるようになったロック誌があるのだ が、その雑誌の編集長がともかくドラムン・ベースにハマっていって、一時は 毎号ようにクラブのイベント・リポートが掲載されていた。彼の評価は、とも かく頭の中が真っ白になるような音楽、というより音空間という表現だった。 今回の仙波氏の企画は、まさにそれと同じような体験をさせるものだったよう に思う。リズムはひとつひとつ違うパターンがあり、色々な民族音楽のベース が見え隠れする。しかし、そこにパーカッションのそれぞれ違ったリズムが絡 むことで脳みそが溶けていくような感覚になる。 通常のパーカッション以外に、ループかシンセドラムのようなものを使って ときおりサンプリングされたような音源や電子音がスパイスのように加えられ ていた。リズムだけで2時間半の構成は、随所に散りばめられた様々な音色と いう楽しみがあってまったく飽きることがなかった。 さて、ドラムン・ベースを引き合いに出したが、あの高揚感は、ちょうど ジャズがロックに大接近した、クロス・オーバーの時代をも思い起こさせる。 ジャン・マクラフリンがマハビシュヌ・オーケストラというエレクトリック・ バンドを率いてジャズ界もロック界をも驚かせた。チック・コリアがリタン・ トゥ・フォーエバーを率いての2作目『第七銀河の賛歌』も同様の驚きがあっ た。それは、ロックのダイナミズムと相まってジャズの複雑なリズムと展開が 見事にミックスした音楽だった。新しい音楽に出会ったときの衝撃と高揚感 は、音楽を聴く者にとって時代の区切りとなることが多い。今回のライヴもそ うした時代の変わり目を象徴するものかもしれない。ぜひとも、このライヴの 音源を良質の音でCDに収めて欲しいものだ。 テクニカルでかなり複雑なリズム展開であるにも関わらず、理屈っぽい音楽 ファンばかりか、クラブ通いで踊ることが目的のような若い女の子にも楽しめ るライヴであったと思う。そういう意味では、画期的なライヴである。 |
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骨盤クラッシュライブ(笑)
相変わらずの充実度。 なぜそこまで体力もつのですか? 仙波師匠! 演奏者のほうが、絶対疲れるはずなのに・・・ 第一部は仙波師匠と「ミニはにわ隊」 その華麗なバチさばき!感動でございます。 ラティール・シーの、そのナチュラルな、人間とは思えないほどの しなやかな腕の動き。魅了されてしまいます。 打楽器だけで演奏される曲は、単なるリズムの変化だけでなく、 その中に不思議な空気とニュアンスが感じられます。 第二部に入ると第一部のメンバーにベーシストが2名参加。 それもアコースティックベースと、エレクトリックベース! 打楽器のリズムにベース音が加わるだけで、 まったく違ったサウンドになるのが面白い。 仙波師匠がステージから 「そろそろお客様もメロディが恋しくなってきた頃でしょう」(笑) とのコメント。 果たしてお客様はこのベース音をメロディとして感じることが出来たのか? かなり実験的な音楽にも感じられるが、 そのグルーブ感、そして複雑なリズムの融合。 これはある意味「メロディ」にも聞こえてくる。 もちろんラティールのダイナミックなパーカッションも刺激を与えてくれる。 ステージも終盤に差し掛かると、そのリズムのうねりは 観客の骨盤にもかなり「響いて」いるらしく、 中にはクラッシュしかかっている方も・・・(笑) アンコールは総立ちで 飲めや?歌えや?踊れや!の大騒ぎ(笑) レストランバー青山スパイラル「CAY」は ダンスホール(お祭り会場!)と化してしまった。 仙波師匠が仕掛けるこのユニット。 ライブのたびに変化(進化)しつづけている。 話によると、5月にもライブが予定されているらしい・・・ (夏は野外イベントか・・・) 見逃せないでしょ!絶対!! |